2018年3月24日土曜日

C-BTEの恵み

同盟福音岐阜キリスト教会 牧師 川村真示

リバーサイド聖書塾(C-BTE)の始まり
 宣教50周年を機に、CBTEのカリキュラムを取り入れた「リバーサイド聖書塾」を開講しました。リバーサイドとは、宣教50周年の時につけられた、教会の愛称「岐阜リバーサイドチャーチ」にちなんでいます。

*聖書塾の詳細について www.gifu-riverside.com/seminary/

現在の様子
 2〜5人の少人数グループでの学びを基本とし、隔週(月2回)一回2時間で行なっています。受講者が、最後まで学びきるモチベーションのために、テキスト代プラスアルファの受講料を前払いで頂いています(1シリーズ1万円、学び切ったら2千円ペイバック)。収益はCBTEの献金にあてられています。月2回のペースで行うと、基本原則シリーズ3の最後まで、約3年半かかります。2018年3月に至るまで、5名の卒業生が与えられました(第1期生3名、第2期生2名、やむを得ない理由で途中終了された方が3名)。現在は、第3期生が5名学んでいます。みんな大変喜んで学んでいます。

牧師の変化
 おそらく一番恵みを受けているのは牧師なのではないでしょうか。最初は全てが手探りでした。仙台バプテスト神学校から地理的に遠く、近くでC-BTEをやっている教会もなかったので、誰にも何も聞けずにいました。しかし、主に助けを求めながら、回を重ねる中で、徐々にCBTEパラダイムの全体像が見えてきて、私自身の教会観が取り扱われ、気づいた時には以前とはガラッと変えられていました。特に、「家族の建て上げ」と「教会の建て上げ」が一つの線で結ばれ、「家族の家族としての教会形成」すなわち「家庭を中心とした教会形成」へと自然に導かれていきました。ただ、実際にそれをどのように形にしていったらいいのかに関しては、まだまだ知恵に欠けていました。

教会の変化
 私たちの教会では、1963年から50年以上各会(壮年会や婦人会、青年会や学生会など)の交わりを続けてきました。また2009年からはスモールグループも取り入れていました。しかし各会は、新しい方々や若い人が加わりにくく、スモールグループも信徒の交わりとしては機能していたもの、宣教的な面では課題が残っていました。何かを改革しなければいけないと感じつつ、何を、どこから、どのように改革したらいいのか具体策が見えてこず、行き詰まりを感じていました。

 そんな時、2016年10月11日から16日まで、国際家の教会ミニストリー主催の「教職者対象の家の教会セミナー」に参加しました。そのセミナーに参加して、家庭を中心とした宣教的な交わりの姿を見たとき、それまで学んできたCBTEのパラダイムとピッタリ重なり、「これだ!これが本当に、CBTEを通して変わりたと思っていた姿だ」と感じました。そして早速準備に取り掛かり、教会の中でも説明を始め、次の年の教会教会にて一つの提案をしました。

スモールファミリーと家の教会の始まり
 2017年の教会総会で、それまでの各会の廃止を提案しました。そして新たに、月1回の、それぞれの家庭に集まる、信徒主導の、宣教を目的とした「スモールファミリー」を提案しました。総会は激しい議論となりましたが、結果的に皆様も受け入れてくださいました。さらに2018年4月からは、スモールファミリーを毎週行う「家の教会」も始まろうとしています。特に感謝なのは、そのリーダー(信徒牧者)として、聖書塾(CBTE)の塾生や卒業生が用いられ始めていることです。(スモールグループのほとんどは、自然な形でスモールファミリーに統合されていきました。)

*スモールファミリーの詳細について www.gifu-riverside.com/smallfamily/

信徒の変化
 私は最初から、あえて、「教会役員は聖書塾(CBTE)を受講してください」とか「スモールグループのリーダーは聖書塾を卒業した方に限ります」など条件をつけたりしませんでした。あくまで、学びたい志を与えられた人を対象に開講してきました。それがどのような実を結ぶかは、当初まったくわかりませんでしたが、このスモールファミリーを始める中で、聖書塾(CBTE)の卒業生たちが「私たちはこのために学んだのですね」と口々に言い始めたのです!その言葉を聞いたときは、本当に感動しました。聖書の御言葉が、確かに彼らの中に根付き、気がつけば実を結び始めていたのです。

 
これからも、何が起こるかはわかりませんが、主の御言葉に真剣に取り組み、基本原則に生き、御霊に導かれながら、キリストの体である教会を、愛する兄弟姉妹とともに建て上げて行きたいと思います。長くなりましたが、以上をもちまして、CBTEの取り組みの証しとさせて頂きます。