2020年8月16日日曜日

解説:基本理解20:「堅固に建て上げられ、貢献者として仕える家族」


基本理解20: 「堅固に建て上げられ、貢献者として仕える家族」

地域教会の地域への影響力の中心は、経済界、商業界、教育現場、自宅周辺地域、社会奉仕といった、その地域社会で貢献する、できる者として仕えるしっかりと建て上げられた家族である。

 

解説:「信仰による神の救いご計画の実現」に至る核心部分が家族の建て上げ、かつ次世代、三世代に続く家族の建て上げです。いのちの交わりとしての共同体、家族を建て上げる神の家族としての教会はC-BTEパラダイムの基本中の基本原則です。

翻って日本の現実は「少子高齢社会」、人口減少が進行しており「限界集落」といった衝撃的な問題提起、警鐘が打ち鳴らされています。それに伴う労働人口の減少は国家的な問題でもあります。それに連動するかのように教会も高齢化が進み、教会存続の危機も現実問題です。つまり、教会に集う人々も無意識のうちにこの世の価値観、時代のパラダイムの影響を受けていることの結果です。もちろん「高齢者」が問題なのではありません。テトスへの手紙2章を見ると次世代へと続くために成熟した高齢者の大切な役割について勧められています。冷静に聖書に向き合い神の意図を真剣に考えるなら、全く真逆の価値規範、考え方に気づかせられます。

教会が取り組むキリストの福音に基づく「良いわざ」、持続可能な「生き方」の確立に注目すべきです。その影響力が経済界、商業界に及ぼし、教育界にも、教会が置かれた地域社会においてもなくてならない、貢献する「いのちの共同体」となることです。自らの必要を自ら満たす「額に汗して」働く労働の尊さを学び、実践します。同時に個人ではどうすることもできない問題を抱えている方々、家庭の問題を抱えている方々を支えて、可能な限り健全さを取り戻すために神の家族は愛の手を差し出します。

そう言う意味で神の家族である教会は牧師だけでなく、建て上げられた家族、その家族の長たち、グループのリーダーたちが次世代の若者たちをしっかり教育、指導できるように建て上げられている必要があります。しかも、建て上げられるべき若者は自分がこの世に生を受けたときから、その人ならではのものがある、という前提で自らを建て上げ、最大限、喜んで取り組める仕事を見出し、かつ収益につながるように取り組むことです。


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