2020年11月8日日曜日

解説:基本理解28:「各教派の伝統を再考し、改めて聖書に戻って教会建て上げ活動を目的とした再構築を志向する」

 

基本理解28: 「各教派の伝統を再考し、改めて聖書に戻って教会建て上げ活動を目的とした再構築を志向する」

プロテスタント各派は今までの伝統を再度、聖書に戻って再考し、改め、今の宗派の根拠となっている「宗派の伝統」ではなく「キリストとその弟子たちの手法」という初代教会のDNAを持って教会を建て上げる活動へと目的を改める必要がある。そうすることで主流派(高教会派)の伝統を持つか、福音派の伝統を持つか、ペンテコスト派の伝統を持つかといった今の肥大化した分け方にあてはめようとせずに南半球で起こっている「新しいキリスト教世界」の誕生を促進する。

 

 解説:この基本理解はC-BTEパラダイムを考える時にとても大切な視点です。「パラダイム転換」ということを耳にするだけで抵抗感を覚える方がおられると思います。これまでその教会が所属する教派、教団の伝統を大切に、また誇りを持って教会建て上げに専念してきました。それだけに聖書の意図である、と言われてこれまでの習慣を変えてまで新たな一歩を踏み出すのは容易ではありません。具体的事例を挙げると献金の仕方の自由度はどうでしょう(Ⅱコリント89章)。それこそ容易な課題ではありません。主の晩餐記念、多くのプロテスタント教会では「聖餐式」として定着し、バプテスマを受けた信者のみが預かることができます。この主の晩餐記念の自由度はどうでしょうか。初代教会はクリスチャンになった兄弟姉妹が共に集まり、キリストによる救いを喜び合う愛餐会、つまり食事を共にする「主の晩餐記念愛餐会」でした。またその集まりの証しの場、宣教の実を結ぶ交わりでもあったのです。さらに教会の主要な集まりである主日礼拝、そのプログラムを含め、主の教える「集まり」に関する原則(参考聖書箇所:ヘブル101925)と付き合わせたときにどこまで変革の可能性があるでしょうか。

 福音に感動し、喜び、そのことのゆえに隣人から隣人へ、自然発生的に福音を語り、福音を喜び合う兄弟姉妹の神の家族が広がっていく、つまり、真のいのちの交わりとしての共同体が広がっていく、そのような教会の有り様が現実となればと思います。

 福音に感動し、喜び、そのことのゆえに隣人から隣人へ、自然発生的に福音を語り、福音を喜び合う兄弟姉妹の神の家族が広がっていく、つまり、真のいのちの交わりとしての共同体が広がっていく、そのような教会の有り様が現実となればと思います。

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