2020年11月5日木曜日

解説:基本理解26:「パラチャーチ組織-真に教会に根ざした伝道事業への再構成」

基本理解26: 「パラチャーチ組織-真に教会に根ざした伝道事業への再構成」

パラチャーチ組織そのものを「ソダリティー・モダリティー」という考え方を持ち、パウロの宣教チームと教会ネットワークを正しく推奨する手段として真に教会主体の伝道事業に再構成する必要がある。

 

解説:宣教学者ラルフ・ウィンターは、主の宣教大命令に応え、その使命達成にはモダリティー(Modality教団のような縦型組織)のみならず、ソダリティー(Sodality教派を超えた団体、横に広がる運動)が重要だと提言しています。

 その前提としてのC-BTEパラダイムの核心部分は「奥義としての教会」であり、その教会に主の宣教大命令が託され、そのためにいのちの交わりとしての教会共同体の中で聖徒を建て上げ、その使命達成を実現していきます。かつ「奥義としての教会」、その実体はそれぞれの地域に存在する各個教会です。

教会はそれぞれ置かれた地域の中で寄与・貢献し得る神の家族共同体として建て上げられ、福音に基づく「良いわざ」を実践する共同体です。教会の成長度合いに応じて身近なところから初めて、宣教の広がりと共に地域に、さらに国全体へと展開できるとしたら、C-BTEパラダイムに基づく信仰の実体を示すことになるのです。地域貢献は宣教と一体のものとして取り組みます。そのように取り組む教会のネットワークを再構築すること、これこそ「パラダイム転換」が目指すものです。そのために教会を構成するクリスチャン、クリスチャン家族が聖書の基本原則に基づいて確実に建て上げられていることが大前提になります。

0 件のコメント:

コメントを投稿