2018年7月26日木曜日

「マニラ日本語キリスト教会」での取り組み(7)


引き続きマニラにある「マニラ日本語キリスト教会」(MJCC):https://mjcc.jimdo.com/ のC-BTE取り組みの証しを紹介します。


信仰生活の目標が明確に
            梅澤 功

私は2010711日にマニラ日本語キリスト教会で洗礼を受け現在に至っています。初めて教会の扉を開けてから約1年で洗礼へと導かれましたが、当時は牧師が不在でした。そのせいか信仰生活においてわからないことや疑問は自分で調べるという習慣がつきました。言い換えるなら独学の学びです。C-BTEの学びを始める前は聖書箇所を読み、その箇所から「神のみこころとは何だろう」というデボーションが中心だったような気がします。聖書箇所の12節を心に留め、箇所全体を注意深く読むということをしていませんでした。また、言葉の意味をはっきり理解するような学びもしていませんでした。ですので、御言葉を注意深く堅実に学ぶのではなく、どちらかというと直感的に御言葉を捉えるというような、そのような聖書の読み方をしていたと思います。
C-BTEのテキストを初めて手に取り一読した時、「ディダケー」「ケリュグマ」という言葉を初めて知りました。また「基本原則」「ソクラテス式問答」「地区教会」といった普段聞き慣れない言葉が沢山ありました。また、質問も難しく、これから始まるC-BTEの学びに「自分はみんなについて行けるのだろうか」と、一抹の不安を感じていました。しかし、毎週土曜日に8人で学びの回数が増えていくうちに不安は徐々に解消されていきました。毎週各質問からの兄姉の回答は自分には気づくことができない驚きがありました。また、皆で学ぶことの楽しさや喜びを感じるようになっていきました。
 私がC-BTEの学びを通して特に驚いたことは「文献に当たる」でした。いくつか例をだしてみますと、「次世代を築く」から投資について。今まで投資とは自分のことだけ、個人的なものだと思っていました。しかし、自分たちの教会や福音のための投資する学びは私にとって新しい発見でした。「教会に対する神のヴィジョンを理解する」の三課からには、「伝道の究極の目的は神の似姿に近づくことなどです。」には「う~ん」と、うならされずにはおられませんでした。
 信仰生活とはイエス・キリストと個人的な繋がりが強調されるような面があります。もちろん繋がりは大切だと思います。おそらく私もC-BTEの学びをしていなかったら繋がりに重点を置いた信仰生活を送ったことと思います。ですので、教会を建て上げるパウロのサイクル、世界規模の教会、教会の中心性を考えることなどは無縁だったでしょう。しかし、C-BTEの学びを通して「神のご計画」「教会」「建て上げる」「神の家」などといった「共同体」をより強く意識するようになりました。神のご計画の永遠の成就はキリストの体である教会を通して教会が中心である。キリストの体である教会がいかに大切かということを学ぶことができました。
 霊性は、思いやりの通う教会の中で最も成長することを「家族の家族に属する」の中で学びました。聖霊は色々なところで、他の人を通して私たちに働かれます。信徒それぞれが霊的成長を目指し、キリストの体を全員で建て上げていく。C-BTEの学びを通して信仰生活の目標が明確になりました。目標を実現するためにも脱ぎ捨てた古い人を着ることなく新しい人を身にフイットさせ、成熟したキリスト者に変えられるように聖霊の助けを借りながら歩んでまいりたいと思います。

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