2017年9月15日金曜日

聖書の「基本原則」

C-BTEの五つの基本概念 
   1.「C-BTE」:「教会主体の神学教育」(承前)
 2.「委任」という考え方(承前)
 3.「建て上げ」という考え方(承前)
 4.「ハビタス」としての神学(承前)
 5.聖書の「基本原則」

聖書の「基本原則」: 聖書の「基本原則」についてはラベル「基本原則」の項でも確認いただければと思います。今回は最後の二つの基本概念、「ハビタス」と「基本原則」はC-BTEパラダイムの考え方の中で「なぜ、神学教育か」を中心に考えさせられる基本概念である、という視点から記したいと思います。

原理原則はあらゆる分野で事を発展させるなくてはならい概念です。創造主がご自分の「かたち」として創造された人間のキリストにある再創造の御業においても例外ではないようです。神の救いの御業はある意味、超自然的な業でありますが、同時に私たちの思考の領域で考え方を変える取り組みによって実現していくことが明確に記されています。

クリスチャン生活の核心的なこと: キリストによる福音理解について、特に「新生」についてローマ人への手紙6、12章を読みますと、福音を信じた者は福音に基づいて意志的に考え、これまでの考え方を変え、その新たな考え方に基づいて見える仕方で生き方を変えることが必要不可欠である、ということです。まさに本来の「神学する」という行為そのものに他なりません。

「それとも、あなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスにつくバプテスマを受けた私たちはみな、その死にあずかるバプテスマを受けたのではありませんか。私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストとともに葬られたのです。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、私たちも、いのちにあって新しい歩みをするためです。--- このように、あなたがたも、自分は罪に対しては死んだ者であり、神に対してはキリスト・イエスにあって生きた者だと、思いなさい」(6:3-4,11)。

「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい」(12:1-2)。

つまり、聖書の基本原則に基づいて私たちの思考の領域を変え、実際の生き方を変える取り組みはクリスチャン生活の核心的なこと、聖書の世界観を確立するとても重要な取り組みです。そうであれば聖書の基本原則が何であるのかを明確に知る必要があります。見逃すことのできない大枠はキリストの福音と福音に基づく生き方に関する教えです。その上でビルドのテキストでは「神の家族である教会」、そして教会を構成する「各家族」の建て上げの中で福音に基づく生き方の基本原則を明らかにしております。

この聖書の基本原則に基づいてこそ、聖書的に考える考え方を確立し、神の再創造の御業が何であるかを考え、具体的に実現していくことになります。さらにより具体的に考え、福音、神の再創造の御業を踏まえて聖書を読み、考え、さらに基本原則が何であるのかを明らかにしていくことになります。

包括的C-BTE の五つの主要方針:「キリストと使徒たちの手法」に基づく
1.C-BTEは神の家族地区教会の生活と諸教会の活動に根差していなければならない。 
2.C-BTEはどうしたら忠実な人々に健全な教義を委ねていけるかを第一義的に考えるためのものであると理解されなければならない。
3.C-BTEは教会を建て上げていく過程の中で用いられなければならない。
4.C-BTEは年齢、職業、性別に関係なくすべてのクリスチャンに必要なものと考えられなければならない。 
5.C-BTEは信仰の「基本原則」の学びから始められなければならない。

結論:C-BTEとは
1.C-BTEとは指導者を訓練するための、新しいが古い、「キリストと使徒たちの手法」に基づくパラダイムである。 
2.C-BTEとは、次世代指導者(リーダー)を生み出していくために新約聖書のモデルに戻ることである。
3.C-BTEとは、伝道・牧会、学問的な学び、人格の成長・発展における調和のある学びである。
4.C-BTE とは「ハビタス」(知恵の伝統)としての神学の本質を取り戻すことである。

0 件のコメント:

コメントを投稿